用語 |
定義/説明 |
出典 |
アプリケーションプログラムインターフェース(API) |
一つのアプリケーションプログラムインターフェース (API)とは、或るコンピュータソフトウェアの部分が他のものと通信する為の方法の定義集合である。それは、通常(しかし、必須条件では無い)、より低位レベルソフトウェアやより高位レベルソフトウェアを抽象化するための手段の一つである。 |
Wikipedia, 自由コンテンツ百科事典 |
ブログ(Blog) |
ウェブログ(weblog)又は略してブログとは、ウェブアプリケーションの一種であり、普通のウェブページ上に定期的に更新され、新しい記事を上にしたコンテンツを有する。この種のウェブサイトは通常、任意のインターネット利用者がアクセスできるようになっている。ブログと言う言葉は、サーバログと誤解されるのを避けるためにだんだん普通に使われるようになった。 ブログは個人の日記から政治宣伝の手段、メディアプログラム及び企業にまで広がり、更に、たった一人の時々記事を書く人から大勢のライターコミュニティまで広がっている。ウェブログ若しくはブログ関連ウェブを総称して、通常、ブログスフェア(ブログ天体)と呼んでいる。 ブログの形式は、単純なハイパーリンクの表から、利用者が付加したコメントや格付け情報を持った記事の要約まで色々ある。個々のウェブログのエントリは、通常ほぼ総てに日付と時刻とがあり、ページのトップには最新の記事が来るようになっている。ウェブログではリンクが重要なので、大部分のブログは、古い記事を保存し、個々のエントリに対して固定のアドレスを付けている。この固定アドレスのリンクは永久リンクとして参照に使われている。最新の(ハイパーリンクと要約と一緒の)ヘッドラインは、RSS XML形式でウェブログに投稿され、RSS フィードリーダで読まれる。 ウェブログは、しばしばコンテント管理システム若しくはCMSにより実行される。 |
Wikipedia |
統制語彙 (Controlled Vocabulary) |
タクソノミのカテゴリの中で用いられる標準用語の有限集合である。或る組織の中で、複数の統制語彙が存在し得る。例えば、組織全体の為のコア統制語彙とその組織の中の各ビジネスユニット固有のサブ統制語彙。統制語彙はタクソノミのカテゴリ、情報カタログ化及びタグ付けに記述に使う事ができる。更には、ウェブサイトの案内インターフェースの為のラベルの記述にも使う事ができる。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of
State, |
データ |
生の事実(raw facts)、指示又は孤立した記述の集まり。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of
State, |
情報 |
関連する事実、指示若しくは与えられた文脈(例えば、特定の場所や時刻)の中で何かに付いての記述の集合であり、その真/為又は価値の判明していないもの。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of
State, |
情報アーキテクチャ |
広く理解されている情報アーキテクチャとは、簡単に言えば、情報ニーズを情報リソースに合致させるのを助ける手段の集合である。良く作られたアーキテクチャ設計は、特定の形式、カテゴリ及び関連性を通じて組織内の情報を構造化する。その為には、ビジネスコンテキスト、コンテント(情報)及び利用者を勘案する必要がある。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of State, |
知識 |
関連する事実、指示若しくは与えられた文脈の中で何かに付いての記述の集合であり、その真/為及び価値の確定しているもの。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of State, |
メタデータ |
メタデータの簡単な定義は、データに付いての”構造化されたデータ”である。 メタデータとは、物理的か電子的かに関係なく物或いはリソースに付いての 記述情報である。メタデータは比較的新しいものであるが、メタデータの背景となる概念は、組織化された情報の集まりとして昔から使われてきたものである。図書カードカタログは、よく使われているメタデータの例であり、過去数十年の間コレクション管理やリソース発見のツールとして使われてきた。メタデータは、人手またはソフトウェアを使って自動的に作る事ができる。 |
Dublin Core Metadata Initiative, Frequently Asked Questions |
名前空間 |
多くのプログラミング言語に於いて、名前空間は識別子に対する背景規則となっている。 一般に、名前空間とは、名前若しくは技術用語若しくは語句を使う事が有効となる抽象領域である。一つの名前空間は名前の集合をユニークに識別し、それにより、名前は同じだが出所の異なるものを使った時、曖昧なく区別できる様にする。ある名前空間の中では、各々の名前はユニークでなければならない。 名前空間は背景規則となり、且つ、名前空間の中の各々の語句は実世界の概念をユニークに示す(写像する)ことが可能となる。 自然(民族)言語、人工言語、ある職業の技術用語集、方言、社会方言若しくはコンピュータ言語(例えば、プログラミング言語)であるか否かに拘らず、各言語は一つの名前空間である。 |
Wikipedia |
オントロジ |
オントロジとは概念化の仕様である。 知識共有の文脈の中では、オントロジと言う用語を概念化の仕様と言う意味で用いる。オントロジは、或るエージェント或いはエージェント群の或るコミュニティの為に存在し得る概念及び関係性の記述(プログラムの形式仕様と同様)である。この定義は概念定義の集合としてのオントロジの活用法と矛盾していない、しかし、より一般的には、哲学の中で用いられているオントロジと言う言葉とは、その意味が異なる事は確かである。 重要な事はオントロジが何の為のものかである。私の同僚や私は、知識共有と知識の再利用とを可能にする為に幾つかのオントロジを設計して来た。その様な状況の中では、オントロジとは、オントロジ的な約束事を作る為に使われる一つの仕様である。オントロジ的な約束事の形式定義とは以下の様なものである。 実用的理由により、我々は形式語彙の定義集合としてオントロジを書く事を選択した。であるが、これは概念化を規定する方法だけでなく、AIソフトウェア間で知識共有するのに適した特性を有している。(例えば、読者や文脈からの意味的独立性) 実際、オントロジ的な約束事とは、オントロジによって指定された理論に沿った(しかし、完全にでは無い)方法での語彙の利用法に関する合意(例えば、問い合わせを出すとかアサーションを作るとか)である。 我々はオントロジに束縛されるエージェントを作るかも知れない。我々はオントロジを設計する事で、我々はこれ等のエージェント間またはそれらと知識を共有する事が可能となる。 |
Tom Gruber, Stanford University |
スキーマ |
スキーマと言う言葉は、ギリシャ語の"σχήμα" (schema)に由来し、それは、”形”、若しくは、より汎用的には、”計画”を意味する。スキーマと言う言葉は、以下の様な異なるものを表現する事ができる。 1.
コンピュータ科学においては、スキーマとはモデルである。 2.
形式論理においては、ステートメントの集合(通常、無限集合)を描写する規則(通常、再帰的に定義可能)である。 3.
データ構造の記述、又は、データベースの定義された部分。ソフトウェアアーキテクチャを参照すると、概念スキーマ、Sowaの概念グラフ、意味ネットワーク、Berners-LeeのセマンティックWeb。 4.
XMLスキーマは、構造、内容及び拡張部分、XML文書の意味等の定義手段を提供する。 5.
Z形式仕様言語で書かれた形式仕様の部分。 6.
或る小さく且つ特化されたオントロジ(すなわち、質問に対する表)は、どれが、当該対象世界の中に何が存在するかを記述しているかに答え得る。この場合、幾つかの狭い範囲のアクションに何が要求されているかのみを記述している。例えば、図書カードカタログのスキーマは、図書館利用者が、書籍を読みたいか否か、そして、もしも読みたいならば、その書籍をどの様に見つけられるかを補助する為に必要な当該書籍に関する充分な情報の提供のみを必要とする。これとは逆に、或るオントロジは、広い範囲のアクションを包含する。これ等の総ては、通常、取引や専門領域に関係している。 |
Wikipedia |
セマンティックス |
セマンティックスとは、元々タクソノミを利用する、若しくは、作成する手順である。セマンティックスが無ければ、タクソノミは単純又は凝ったものであっても構造の無いものとなる。公式には、セマンティックスは、意味の研究や意味の変更や文又は語句とそれらの意味との間の関係を律する原理を扱う言語学の一分野である。単純なタクソノミの意味生成に必要なセマンティックスは、ネットワーク或いはファセットタクソノミの意味生成に必要なセマンティックスとは異なる。セマンティックスは、サインやシンボルの間の関係性の研究を含む。情報と言う観点では、セマンティックスは、更に、言語や情報のすり替えや情報組織や情報発見に於ける及びそれらの間の効果的な情報通信を包含している。 |
タクソノミとセマンティックSIGのミッションステートメントより抜粋 |
意味統合(Semantic Integration) |
意味統合は、しばしば意味相互互換の同義語として用いられて来た。しかし、幾つかのベンダは既存のXML統合の上に構築する包括性の少ないソリューションを指すのに用いて来た。 |
編集者 |
意味相互互換(Semantic Interoperability) |
意味相互互換とは、推論し、関係し、翻訳し、そして、デジタルコンテンツの暗示的意味を分類する特殊な技術のアプリケーションから引き出される能力の一種である。それにより、ビジネスプロセス、企業知識、企業規規則そしてソフトウェアアプリケーションの相互互換性を実現する。 |
“適応情報: 意味互換によりビジネス、グリッドコンピューティング及び企業統合を改善する” Jeff PollockとRalph Hodgsonの本より, Wiley Publishing 2004 |
セマンティックWeb |
セマンティックWebは、既存のウェブの拡張であり、そこでは、情報には良く定義された意味が付与され、コンピュータ処理がより容易になり、そして、人々は共同して作業する事が容易になる。 |
“The
Semantic Web”, By Tim Berners-Lee, James Hendler and Ora Lassila, Scientific
American, May 2001 |
セマンティックWebサービス |
セマンティックWebサービスは、OWL-S(Web Ontology Language Service)により強化されたWebサービスの実現形の一つである。OWL-Sは、Webサービスに於ける曖昧さが無く、且つ、コンピュータ理解可能な形式でWebサービスの特性と機能とを記述するのに必要なマークアップ言語のコアセットを供給する。WebサービスのOWL-Sによるマークアップは、自動的なWebサービスの発見、実行、相互操作、構築及び実行監視を含むWebサービスの自動化を可能にする。マークアップ言語の階層化アプローチに従うならば、現在のOWL-Sは、W3C標準であるOWLの上に作られたものである。 |
“適応情報 : 意味互換によりビジネス、グリッドコンピューティング及び企業統合を改善する” Jeff PollockとRalph Hodgsonの本より, Wiley Publishing 2004 |
タクソノミ (Taxonomy) |
タクソノミを簡単に定義すると、情報を組織化するのに用いる構造である。タクソノミと言うと人々は、通常、生物科学で用いられるような階層構造であると理解する。情報科学の視点では、タクソノミは幾つかのタイプの構造の一つか、又は、それらを組み合わせたものである。すなわち、単純な平面構造、階層、ネットワーク/複合の構造若しくはファセットタクソノミかも知れない。これ等の構造の各々は、夫々異なる種類の情報管理やアクセス目的に用いられる。これ等総ては、今日の複雑な情報ソリューションをサポートする為には重要であり、且つ、今日の複雑な情報システムの統合要素でもある。 |
タクソノミとセマンティックSIGのミッションステートメントより抜粋<http://km.gov/> |
タクソノミ構造 |
タクソノミ構造は、米国議会図書館の分類大系の様な、定義された範囲と文脈との中の概念の基礎をなす階層的構造を言い、コンテント管理ワークフロー手順の中で情報のカテゴリ化の為にコンテント管理者により利用される。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of State, |
タクソノミビュー (Taxonomy View) |
タクソノミビューは、エンドユーザに提示されるタクソノミ構造の可視的な見え方である。それは、タクソノミ構造と同一、又は、全く異なる事もある。タクソノミビューは、ウェブのコンテンツを、Yahooの階層型ディレクトリ表の様に論理的にグループ化する。タクソノミビューの出力には、例えば、概念案内モデル、情報アクセス点、広範囲に亘る情報カテゴリ及び関係する標準やガイドラインなどを含む。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of State,
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シソーラス (Thesaurus) |
文書の或る集合を記述するのに関係する用語の集合である。これば階層的では無い:統制語を用いて概念の標準用語を記述する。複数のシソーラスは、同義語、及び、広い若しくは狭い範囲の用語、関係のある用語やその他の語句等、より複雑な関係性を包含する。 |
“Taxonomy Analytical Brief”, Department of State, |
トピックマップ (Topic Maps) |
これは、知識を表現したり交換したりする為のISO標準の一つであり、情報を見つけ易くするという事に重点を置いている。この標準は、ISO/IEC
13250:2003である。 トピックマップは、トピック(topics)と関連(associations)と出来事(occurrences)とを用いて情報を表す。トピックは、人々、国々そして組織群からソフトウエアモジュール、個々のファイルそして事象に至るまで任意の概念を表現し、関連は、トピックの間の関係性を表現し、出来事は、トピックとそのトピックに関係する情報資源との間の関係性を表現する。 トピック、関連及び出来事は、タイプ付け可能であるが、そのタイプは、該当するトピックマップの作成者により定義されたものでなければならない。このタイプは、トピックマップのオントロジとして知られている。更に、マージング(merging)やスコープ(scope)等幾つかの付加的な機能がある。マージング及び識別(identity)の概念は、バラバラなソースから首尾一貫した新しいトピックマップへ自動的に統合する為のものである。 トピックマップは、XMLに基づいた交換構文の標準を有し、更に、デファクト標準のAPI及び問い合わせ言語とスキーマ言語とがISOで開発されている。 |
Wikipedia |
Weblog |
ブログを参照。 |
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Webサービス |
Webサービスとは、アプリケーション間でデータ交換する為に用いられるプロトコル及び標準の集まりである。色々なプログラミング言語で書かれ、そして、色々なプラットフォーム上で実行されるソフトウェアアプリケーションは、インターネットのようなコンピュータネットワークを介してデータを交換するのにWebサービスを使う事が可能である。この相互互換性はオープン標準に起因するものである。OASISとW3Cとは、Webサービスに関するアーキテクチャ及び標準化の為に責任を持つ複数の専門委員会(steering
committees)を設けている。Webサービス実装間の相互互換性を改善する為、WS-Iと言う組織は、複雑な標準をより分かり易く定義する為、一連のプロファイルを開発している。 |
Wikipedia |