6.6
仲介エンジン
仲介エンジンとは、形式変換コードを書く代わりにモデルを用いる事により、異なる構文、構造および意味のデータの動的形式変換を行う自動化ツールである。仲介エンジンは如何なる相互互換アーキテクチャに於いても重要な要素である。仲介エンジンは、データマップ、オントロジや概念モデルの他の形式を利用する、多様なデータセット間の抽象階層となる実行時プロセスであり、その抽象階層により、色々な組織が、データ及び情報に関する統一標準を作らなくてもすむ事を可能にする。通常、仲介エンジンは、高度に構造化されたデータを使って実行される。非構造データ又は半構造化データの場合は、先ず、仲介マップを作るのに必要な或るスキーマに連結されなければならない。(Pollock, 2004)