スマート ソフト
ライセンサ
目次
- 1.スマート ソフト
ライセンサ
- 1.1 SsLの概要
- 1.2 SsLの特徴
- 1.3 SsLの利用例
- 1.4 SsLの機能
- 1.4.1
ライセンス設定機能
- 1.5 SsLの設定
- 1.5.1
画面メニューからの設定
- 1.5.2 SsL.INIの設定
- 1.6 SsLのFAQ
- 付録
- 付録A.用語集
- スマート・ソフト・ライセンサ(以下、SsLと記述する。)は、スマートシリーズのライセンス設定を行うプログラムであり、正規の利用権を有する利用者が、ライセンス設定を行うことにより、スマートシリーズの機能制限を解除するのに用います。ライセンス設定を行わない場合、すなわち、インストール直後、スマートシリーズは、「お試しモード」で、動作します。スマートシリーズのライセンスは、有料ですが、お試しモードは、無料で、ご利用いただけます。SsLは、おまけの機能として、SsLを実行しているコンピュータのシステム環境を調査する機能を持っていますので、コンピュータの能力や環境を知るためにも、お使い頂けます。「お試しモード」で、スマートシリーズを実行することにより、利用者は、スマートシリーズの概要と、自己のコンピュータで、スマートシリーズを使えるか否か、知ることが、できます。「お試しモード」の場合、ISMの最大スレッド数は、常に1となり、また、WARを用いたアクセスデータのキャシュをとりません。ISMの最大スレッド数が、1の場合、ISMは、アクセス要求を逐次処理するため、レスポンスが、遅くなります。また、何らかの原因で、サーバからレスポンスが、得られない場合、タイムアウトするまで、待つことになります。「お試しモード」の場合、WARを用いたアクセスデータのキャシュを行わないので、WARは、一見、正しく動作しているように、見えますが、動作確認以上の意味を持ちません。
- SsLのインストールは、非常に簡単です。
- レジストリを使いませんので、インストール、アンインストールも、非常に簡単です。
- スマートシリーズのライセンス設定を行う機能を有しています。
- ライセンス設定を行うことにより、スマートシリーズの機能制限を解除します。
- ライセンス料を支払う前にスマートシリーズの動作確認が、できます。
- スマートシリーズの「お試しモード」を使うことにより、お金を払って、スマートシリーズのライセンスを入手する前に、スマートシリーズが、如何なるものか、知ることが、出来ると共に、利用者のコンピュータで、スマートシリーズを実行可能か否か、検査することができます。
- コンピュータのシステム環境を調査する機能を持っています。
- SsLは、SsLを実行しているコンピュータのシステム環境を調査して、調査結果を画面上に表示する機能を有しています。SsLは、起動時に、システム環境調査処理を行う為、起動に時間が掛かることがあります。
1)
スマートシリーズのライセンス設定を行い、スマートシリーズの機能制限(お試しモード)を解除することができます。
2) パーソナルコンピュータのCPUのクロックスピードが、分からないとき調べることができます。
3) パーソナルコンピュータのCPUチップの属性が、分からないとき調べることができます。
4) パーソナルコンピュータのWindowsの詳細が、分からないとき調べることができます。
SsLを使うことにより、スマートシリーズのライセンスコードの設定を行うことが、できます。
スマートシリーズのライセンスコードは8文字以上の英数字文字列で、スマートシリーズの正規の利用者であることの確証となります。
スマートシリーズのライセンスコードは、(株)サイバーエッヂ及び(株)サイバーエッヂの代理店に依頼することにより、有償にて購入することができます。
ライセンス設定を行う場合、SsLと同一のディレクトリ中に、スマートシリーズのソフトウェアが、存在しなければ、なりません。
スマートシリーズの再インストールを行った場合、ライセンスコードの再設定操作が必要です。
また、スマートシリーズのソフトウェアを別のコンピュータにコピーした場合も、ライセンスコードの再設定が必要です。
スマートシリーズは、ライセンス設定を行わないと機能が制限された状態で、実行されます。
このスマートシリーズの機能が制限されたモードを「お試しモード」と言います。
スマートシリーズの機能制限は、SsLを用いてライセンス設定を行ったとき解除されます。
スマートシリーズの機能制限がされたモードを「お試しモード」と呼びます。
「お試しモード」は、ライセンスを購入前にスマートシリーズの動作を確認してもらう為と、スマートシリーズの有効性を体験してもらう為に作られました。
「お試しモード」の場合、次の機能制限が、掛かります。
@ ISMの最大同時処理数(最大スレッド数)が、1となります。
この場合、ISMは、アクセス要求を一つ一つ逐次にしか処理しません、従って、処理が遅く見えます。また、アクセス要求に何らかの原因で応答 が、得られなかった場合、タイムアウトする迄、停止したように見えます。
A WAR(ウェブアクセスロボット)からのアクセス要求のサイト複写を行いません。
従って、WARを使っても、動作確認以上の意味が、ありません。
ブラウザを使った場合等のWAR以外のアクセス要求は、正常に動作します。
SsLは、SsLを実行しているコンピュータのシステム環境を調査して、調査結果を画面上に表示する機能を有しています。
SsLは、起動時に、システム環境調査処理を行う為、起動に時間が掛かることがあります。
SsLは、次のシステム環境を調査し、表示します。
@ハードウェア情報
・CPUの種類
・OEM識別子
・プロセッサ数
・ページサイズ
・プロセッサ型
・アプリケーション領域の最低位アドレス
・アプリケーション領域の最高位アドレス
・アクティブ・プロセッサ・マスク
・メモリ負荷状況
・物理メモリ(フリー/全メモリ)
・仮想メモリ(フリー/全メモリ)
・ページ領域(フリー/全メモリ)
ACPUの詳細情報
・CPUのベンダ識別子
・MMX(MultiMedia
Extensions)命令の可否
・ストリーミングSIMD拡張命令(SSE)の可否
・ストリーミングSIMD拡張命令2(SSE2)の可否
・CPUのプロセッサ型
・CPUのファミリ識別子
・CPUのモデル識別子
・CPUのステッピング識別子
・プロセッサ・シリアル番号(PSN)の有無
・プロセッサ・シリアル番号(PSN)
BCPUスピード情報
・クロック・サイクル
・イラプス・タイム
・実測値
・近似値
・CPUスピード測定の統計値(BSF命令を1000回繰り返した場合)
・測定目標値に合致
・差異 1 MHz 以内
・差異 2 MHz 以内
・差異 2 MHz 以上
・平均遅延時間
Cオペレーティング(OS)情報
・OSの種類
・バージョン
・コンピュータ名
・キーボード・タイプ
・キーボード・サブ・タイプ
・ファンクション・キーの数
・境界線の色
・システム・ディレクトリ
・Windowsディレクトリ
・マウス・ボタンの数
・WindowsNTか否か
・バージョン番号
・リビジョン番号
・利用者名
Dドライブ情報(ドライブ毎に表示します。)
・ドライブ名
・ファイルシステム名
・ボリューム名
・シリアル番号
・ファイル名の最大長
・大文字/小文字の区別
・UNICODEのファイル名の可否
・アクセス制御リスト(ACL)利用の可否
・ファイルベースの圧縮を行うか否か
・圧縮されたボリュームか否か
・暗号化ファイルシステム(EFS)
利用の可否
・オブジェクト識別子の利用の可否
・修復ポイントのサポートの可否
・分割ファイルのサポートの可否
・ボリュームクォータスのサポートの可否
・総サイズ(バイト)
・未使用サイズ(バイト)
・総クラスタ数
・未使用のクラスター数
・クラスター当りのセクター数
・セクター当りのバイト数
SsL(SmartsoftLicensor.exe)をダブルクリックなどで起動すると、SsLの画面が表示されます。SsLの画面メニューで指定可能な機能は以下のとおりです。
WARの画面メニュー
- ファイル(終了指示)
- ライセンス設定
- 製品情報
- ヘルプ
SsLの画面メニューで指定可能な機能は、以下の通りです。より詳細な設定を行う場合は、SSL.INIの設定も参照してください。
- 「ファイル」(終了指示)
- 終了指示項目で終了を指示することで、SsLを終了させることができます。
終了を指示すると、終了確認のメッセージが表示され、そのメッセージに「はい」を応答するとSsLが終了します。それに対し、「いいえ」を応答すると、終了指示を取り消すことができます。
- 「ライセンス設定」
- スマートシリーズのライセンス設定を行います。
次の手順でライセンス設定を行って下さい。
- (1)スマートシリーズのライセンスコードの入手
- (株)サイバーエッヂもしくは(株)サイバーエッヂの代理店に申請して、スマートシリーズのライセンスコードを購入して下さい。
- スマートシリーズのライセンスは、有料で、PC毎および利用者毎に必要となります。
- ライセンスコードは、8文字以上の英数字から成る文字列です。
- (2)ISMとSsLとを同一ディレクトリに置きます。
- ISMとSsLとが、同一ディレクトリ中に存在しないと、ライセンス設定を行うことができません。
- スマートシリーズを一括ダウンロードしてインストールした場合、ISMとSsLは、同一ディレクトリ中に存在している筈です。
- (3)ISMを実行しているならば、ISMを停止させます。
- ISMが、実行されていると、ライセンス設定を行うことができません。
- (4)SsLを起動します。
- SsLは、起動されると、コンピュータのシステム情報を調べます。この処理を行ってるため、多少時間が掛かりますが、しばらくするとSsLの画面が、ディスプレイに表示されます。
- (5)スマートシリーズのライセンス設定を行います。
- SsLの画面が、表示されたならば、画面上のメニューのライセンス設定項目を選択します。
- ライセンス設定項目を選択すると、ライセンス設定の為のダイアログウィンドウが表示されるので、そのウィンドウのライセンスコードフィールドにスマートシリーズのライセンスコードを入力し、OKボタンを押下します。
- SsLより、"ライセンス設定を完了しました。"というメッセージが、表示されれば、ライセンス設定が、正常に行われたことを示しています。
- (6)ISMを再起動します。
- ISMが、起動されたら、ISMの画面をチェックして下さい。
- ISMの画面中に、赤文字の"ライセンス設定を行って下さい。お試しモードで実行します。"のメッセージが無いことを確認してください。
- このメッセージが、未だ表示されている場合、何らかの問題が、ありますので、上記の操作を確認して下さい。
- メッセージが無ければ、完了です。
- 「製品情報」
- WPMに関する次の情報を表示します。
- 「ヘルプ」
- SsLのヘルプです。
SsL.INIファイルは、SsLの実行環境を定義するファイルです。
SsLの実行モードを、SsLプログラム(WebPresentationMaker.exe)と同じディレクトリに存在する「SsL.INI」ファイルのパラメータで指定することが、できます。
SsL.INIファイルを変更する場合、SsLプログラムを終了させたあと設定の変更を行い、プログラムを再起動してください。
設定は以下を参考にしてください。
- 注意:
- SsL.INIファイルは、SsLプログラムと同じディレクトリ中に存在しなければなりません。
SsL.INIファイルで使うことのできるステートメントと指定値と意味は、以下の通りです。
- [SmartSeriesLicenser]
- SsLの設定ファイルであることを示すコメントです。変更することはできません。
- ExecMode=
- SsLで、どの程度システム環境調査処理を行うか、0〜2のいずれかの数字で指定します。この指定が存在しない場合は、「ExecMode=0」が指定されたものと見なします。
-
- 0:総てのシステム環境調査処理を実行する。
- SsLの総てのシステム環境調査処理が実行されます。
- 1:CPUの詳細情報調査処理をスキップします。
- CPUの詳細情報調査処理は、ハードウェアに直接機械語命令を出すため、コンピュータによっては、SsLが異常終了する可能性があります。
- このような場合、このモードを指定して下さい。
-
- 2:総てのシステム環境調査処理をスキップします。
- このモードを指定した場合、SsLは、システム環境調査処理を一切行なわないので、空のSsLの画面が、表示されます。
- ■リンクを自動調整しても正しくリンクできません。
- リンクする全てのファイルをWebサイトからキャッシュしていないか、自動調整するファイルのチェックボックスを付けずに自動調整したことなどが考えられます。WARやWebブラウザからISMを介して必要なファイルを全てキャッシュするか、自動調整するファイルには全てチェックしてください。あるいは、全てのファイルをキャッシュしていて、WPMが自動調整したにも関わらず、ローカルのファイルをWebブラウザで表示させてリンクできないような場合は、以下のようなケースが考えられます。現バージョンのWPMではこれらのリンクについて自動調整することをサポートしておりません。
- CGIなどのプログラムを実行するようなリンクの場合
- JavaScriptなどの組み込みプログラムを実行するリンクの場合
- ヘッダにBASEリファレンスし、相対リンクがあるHTMLの場合
- あるディレクトリの中で、ファイル名とディレクトリ名が同一だった場合
- ■HTMLソースを表示させると文字化けする。
- HTMLソースの文字コードとWindowsの2バイト系(漢字)の文字コードが一致していないためです。例えばUNIXのWebサーバにおいてHTMLファイルにEUCコードが使われている場合、ISMがキャッシュしたファイルはEUCになったままですが、WindowsはShift-JISコードですので2バイト系の漢字が文字化けします。但し、WPMにおけるハイパーリンクの自動調整機能は1バイト文字の<a
href〜>タグを認識しますので、文字コードが異なっても自動調整機能には問題ありません。また、Webブラウザは文字コードを変換して表示する機能を持っていますので、WPMで自動調整したファイル自体が文字化けしていても、正常に表示されます。もし、Webブラウザにおいても文字化けするようでしたら、Webブラウザの表示文字コードを変更してください。
- ■一つもチェックがありません。
- 複写や自動調整などの処理の指示があったにも関わらず、その処理対象となるファイルが選択されていません。「ディレクトリの階層表示」ビューから、処理対象とするファイルの左にあるチェックボックス(□)をマウスでクリックして選択してください。
- ・ISM
- インターネットスマートマネージャ(InternetSmartManager.exe)のこと。
- ・WAR
- Webアクセスロボット(WebAccessRobot.exe)のこと。
- ・WPM
- Webプレゼンテーションメーカー(WebPresentationMaker.exe)のこと。
- ・クッキー
- クッキーは、Netscape Communications社が、開発した技術で、利用者のコンピュータ上に情報の小片を置いておき、ウェブにアクセスするときそれを、サーバ側が、認識することで、例えば、訪問履歴等を知り、利用者に対する木目細かなサービスを実現すること
を狙いとするものです。
- ・リファラー
- HTTPアクセスメソッドのヘッダーに含まれるリファラーは、あるWebページをアクセスしたとき、直前にどのWebページを見ていたかをサーバに知らせるために使われています。
- ・PUTメソッド
- PUTメソッドは、HTTPアクセスメソッドの一種で、利用者のコンピュータからサーバに、データを渡す為の手段の一つです。PUTメソッドを用いることにより、利用者が、サーバに色々な要求を行ったり、サーバが、利用者から情報を収集したりすることが可能となります。サーバは、住所、氏名等の個人情報をPOSTメソッドやPUTメソッドを用いて収集することがあります。この為、ISMのプライバシー保護機能の「POSTメソッドとPUTメソッドとの禁止機能」を設定すると、POSTメソッドとPUTメソッドとを用いたウェブアクセスを拒否することができます。
- ・CGI
- CGIとは「Common Gateway Interface」の略で、Webサーバでプログラムを実行させて、その結果を表示させる
仕組みのことです。CGIを用いることにより、ブラウザの表示画面のフォーム形式などから入力した情報を、ウェブサーバーに送り出し、掲示板やアクセスカウンターや訪問者リストなどを作ることができます。
- ・SSL
- SSLとは「Secure Socket Layer」の略で、WebブラウザとWebサーバ間で安全な通信を行なうためにWebサーバとWebブラウザの間の通信を暗号化するものです。インターネット上でプライバシー情報やキャッシュカードのデータなどに関する情報を安全に通信するために考案されたものです。
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